群雄割拠の戦国時代

将棋界のタイトル

将棋界には8大タイトルがあり、昨日、豊島棋聖が誕生して8人が一つずつタイトルを分け合う群雄割拠の戦国時代に突入しました。相撲界において1年6場所制で6人の優勝者が出現するなどはあり得ないのではないだろうか。

レベルの低い優勝争いで時の運が大きく影響してコロコロ優勝者が変わることをどんぐりの背比べなどと言います。一方、力が拮抗した実力者(豪傑、英雄、英傑、風雲児、国士無双…)がしのぎを削りあって覇権を競い合っているさまを群雄割拠といいます。将棋界はまさに群雄割拠であり、ファンとしてはワクワク感でいっぱいです。

コストパフォーマンス

話が飛びます。昔、ハイセイコーという人気競走馬がいましたが、賞金の高いビッグレースはタケホープにもっていかれました。大衆は雑草のような存在のハイセイコーを応援しましたが、世の中、思い通りにいかないものだと知らされました。

また、人気の高い巨人戦のために力を温存すべく、他のチームとの対戦は全力投球を控えて立ち向かった熱血投手もいたようです。

 

将棋の話に戻って、1年間の全対戦勝率が5割を切るタイトル保持者が存在します。体調やスランプのせいでしょうかコストパフォーマンスの高いライフスタイルです。常態化すれば人気面で不利になることでしょう。人気があれば将棋以外のコマーシャルで稼ぐこともできますがそれがかなわなくなります。

マージャンにおいて安い点で数多く上がっても勝てません。将棋界で賞金の高いタイトル戦に全力を傾注するのは自然です。多くのタイトル戦には参加資格があり、予選を勝ち上がらないと決勝には進めません。ぽっと出のにわか馬鹿力で永続的な活躍は難しいです。

将棋界のスポンサー

      名 称 主催(協賛)
  1. 王将戦 スポーツニッポン新聞社、毎日新聞(囲碁・将棋チャンネル)
  2. 棋王戦 共同通信社
  3. 叡王戦 ドワンゴ
  4. 名人戦 毎日新聞社 朝日新聞社(大和証券グループ)
  5. 棋聖戦 産経新聞社
  6. 王位戦 新聞三社連合
  7. 王座戦 日本経済新聞社
  8. 竜王戦 読売新聞社

 

将棋界のスポンサーは新聞社が圧倒的です。ラジオ時代に始まったNHK杯はタイトル戦ではありませんが普及などに大きな貢献があったことでしょう。

女流プロのタイトル戦は省略しました。それにしても待望の女性棋士第一号は誰になるのでしょうか。女流棋士でなく女性棋士です。陸上100mで初めて10秒の壁を破ったジム・ハインズのように長く記憶にとどまることでしょう。

巨人・大鵬・卵焼き

巨人・大鵬・卵焼きは子どもに人気のあるものの代名詞でした。その当時、スポーツの世界では強大な力を持つチームが連続優勝して人気を独占していましたが、その後、変わり映えのない勢力図に飽きがきて混戦模様になったと記憶しています。

プロ野球でリーグ優勝しても監督交代があり、「勝てば官軍、負ければ賊軍」と単純にはいかないようです。乱世は高みの見物者にとって最高の贈り物です。

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