自己PR
日本人は奥ゆかしすぎて自己PRが苦手と言われてきました。最近、スポーツ界では自分の持てる力を存分に発揮して世界の第一人者になる人が少なくありません。
狭い世界で俺が一番とお山の大将を気取っていた時代があったようですが、広い世界に挑戦した若者はうぬぼれていません。サッカーは元々、後進国と言われ続けてきましたが、ここ、十年は実力相応の活躍ができているように感じます。
かつては国内で世界的な記録を出しているのに、海外でのオリンピックでは惨敗がほとんどでした。大人になってオリンピックで初めて飛行機に乗る体験では中々、本来の実力は出せないでしょう。それが今では小学生高学年で海外試合を体験できる時代です。伸び伸びと自分の実力を発揮できるいい時代になりました。
誰でも参加できる
国力が付いて物事に動じないスポーツ選手が出現しましたが、誰もが一流の選手になれるわけではありません。
そこでSNSで自分の存在を知らしめようとしている若者が最近のニュースをにぎわしています。
SNSは仲間内だけで通用しているかのように、悪さ合戦しているように思えます。一般のSNSは閲覧者を限定することはなく、70億人が閲覧する可能性があります。そのことを知ってか知らずして武勇伝を語るのは問題です。
役者でもないのにあくびをする、鼻をかむ、トイレで用を足す姿を不特定多数の人に公開していることと変わりないことを知ってほしいです。
誰でも参加できる権利を安易に使うのはもったいないです。社会生活をするには一定のルールがあります。ルール破りにはペナルティが課されます。
SNSで全世界に何がしかの情報を発信するにも最低の約束事は守らなければなりません。組織がもっと危機感を持って導いていければよいのでしょうが上に立つ人のリーダーシップが問われます。
人材不足か
外へ出るとよいことに出会うことは少ないです。灯油を買うとき、蓋のゆるみに注意するように張り紙されています。
それでもベテランの店員は締まり具合を確認してくれますが、アルバイト店員は蓋を触るだけです。ここにも人手不足が影を落としています。
海外生活の体験はありませんが日本は細かなサービスが行き届いていると言われます。そこかしこにある自動ドアにびっくりする訪日者が多いと聞きます。スーパーに行くとイートインコーナーなる休憩所があり、その椅子には座布団が敷かれています。ありがたいですがこれも価格に上乗せされていることを考えると複雑です。
過剰なサービスもここらあたりで打ち止めにして素朴な生き方に戻るのが賢明のような気がします。
これまで他人に頼り過ぎました。これから国が何かをやってくれそうに思われません。
あらゆるリーダーは自分で切り抜けてくれと言っているようなものです。世の中の動きを注視して自分でタケノコ生活を続けざるをえないのでしょうか。