1都1道2府43県
また、古い話で恐縮です。かつては車や新幹線などの交通機関が充実してないので、世界地図、日本地図への親しみが強かったように思います。
名曲「コンドルは飛んで行く」にあるように狭い大地に縛られることなく、自由に飛んでいきたいという欲求は誰にでもあります。郷愁をそそる名曲は『コンドルは飛んでいく』、『El Condor Pasa』で検索してお聞きください。
江戸時代のお伊勢参りのような無銭旅行もままならず、交通機関が充実しても即、自由に国内旅行を楽しむことは少なく、遠方への旅行ができるようになったのは、経済力が付いた後のことであり、そんなに時間は経っておりません。
今では、地図による予備知識の吸収に重きが置かれなくなったせいもあり、県の位置を正確に把握している人は昔より少ないように感じられます。そのぶん、生きた情報に触れる機会が多くなっています。
そこで、インターネットを利用して、県の位置、県名、県庁所在地名を始め、詳細な関連情報を取得するツールをJavaScriptで作ってみました。
使い方
小学生の地理の勉強に、47都道府県の場所と県名と県庁所在地名を覚えるには、地図上をクリックします。クリックする前に考えていたものと同じかどうかを確認します。県名の前に表示される2桁の番号は沖縄を0とし、北海道を46とする整理番号です。
同一箇所をさらにクリックすると県庁所在地名が表示され、もう一度クリックすると『〇〇県の詳細情報を表示するページにジャンプしますか?』という画面に切り替わります。OKの入力で別ページにジャンプし、戻るボタンをクリックすれば、当該ページに戻ってくることができます。
切り替えボタンをクリックすると47都道府県の県名が一斉に表示・非表示になります。
締めくくりの前に
因みに、県名と県庁所在地名が異なる県は、北海道と東京都を含めると19都道県になります。埼玉県はさいたま市が県庁所在地ですが、漢字とひらがなであり異なるものとしてカウントされています。
北国の人々は西国の地理に明るくなく、同様に西国の人々には北国の地理に暗いとされています。ゲーム感覚で地理や歴史、風土などについて調べてみましょう。
ソースコードは別の機会に、JavaScriptプログラミングの開発を解説する形で他も含めて一気に公開する予定です。
ちょっぴり高度な処理へ
2020年から小学校において、プログラミング教育が本格化します。
子供向けプログラミング言語としてScratch(スクラッチ)、Viscuit(ビスケット)があり、それらを使って県の特長や特産物の絵を表示するプログラムを小学2年生女子生徒が開発しています。頼もしいことです。
簡易言語では指定された県から詳細情報を引き出すことには難儀します。プログラミングを先導する先生にはJavaScriptのエッセンスは理解していただきたいものです。
動作例