過ちは誰でもするもの
「恋しい恋しい私の恋人」と書かれるべきものが、「変しい変しい私の変人」のエピソードを知っている人は化石に近い人でしょう。
石坂洋次郎の作品、「青い山脈」の一節です。このほかに英語のスペルの誤りで有名なものには「welcome」があります。「wellcome」と誤記されることが多く、悪い例として突出したあまり最近、この誤りはほとんどなくなりました。
誤りは誰にでもあり生涯で一度も経験したことがない人は稀です。文字を書かない、すべて秘書がやってくれる人は少ないです。
だから他人を笑っていると自分の身に降りかかる恐れがあり、おっかなびっくりでこの記事をまとめています。
誤りやすい例
- 漢字 正しい表記 誤った表記
- welcome wellcome
- 一段落 いちだんらく ひとだんらく
- 他人事 ひとごと たにんごと
- always allways
- autumn autum
- boss boos
- 依存心 いそんしん いぞんしん
- 茨城 いばらき いばらぎ
- 代替 だいたい だいがえ
- 間髪 かんはつ かんぱつ
後日談
最近の話です。近くのある大手スーパーで畳半畳ほどある秋のセールス用看板に「Autum」の文字が踊っていました。
最後がnで終わっていないことに違和感を覚えたのでスマホで確認したところ「Autumn」の間違いでした。短縮形にしましたとの言い訳は通用しません。
アメリカでは秋には「Fall」を使うことが多く担当者は帰国子女だったのでしょうか。そのポスターはスーパーのいたるところで使われ多くの関係者の目に触れたと思われるが、売り上げナンバーワンを誇るほどの名だたるスーパーでどうしたことでしょう。
それから、野球新監督が自分を「ビッグボ~ス」と呼んで欲しいというニュースが流れました。
新庄監督のマスコミ露出効果は105億円ともいわれ球団はすでに元をとった感じでしょうか。
触発されたファンが「Big Boos」の看板を作って皆の前に現れたところ、取材記者に「Big Boss」ではと指摘され、あわててスマホでその部分を隠していました。
入学試験の受験シーズンと重ならず関係者は胸をなでおろしたでしょうか。「明日は我が身」と気を引き締めています。