将棋の電王戦で5戦目の最終局を残してコンピュータ側の2勝1敗1分以上が確定しました。人間側がよくて引き分けでいずれこうなると思っていましたが、早かったです。野球、相撲、ゲームなど格闘技の世界はメンタルな勝負と言われています。
機械は疲れたりいらだったりプレッシャーを感じることもありません。勝負事は集中力、精神力が求められます。悩みを抱えているとミスを誘発します。微差の戦いでは悩みがないほうが有利です。人間の記憶力に限界があるのに対して、機械にはサイズ、時間、原価などが存在しますが、技術は止めどもなく進歩します。勝負事は勝ったり負けたりでないと競技になりません。そのため、重量別、年齢別などハンディキャップを設けて微差になるようにルールを決めます。大差がつくような競技は長続きしません。棋戦において斬新な企画を待望します。