日別アーカイブ: 2018-01-25

ユニバーサルデザインの始まり

バリアフリー

はるかふた昔以上も前に、バリアフリーという言葉がはやりました。バリア(barrier)とは垣根、フェンス、障害、障壁との意味であり、バリアフリーは「そこから自由な」との意味合いで、障壁のないとか障害を感じさせないなどの意味に使われてきました。

もてはやされたバリアフリーという言葉もいまでは、ユニバーサルデザインにとって代わられました。両者の違いはバリアフリーが障害・障壁を除去するという意味で使われるのに対して、ユニバーサルデザインは、できる限りはじめからバリアのないデザインを心がけるという考え方です。

すべての人にやさしい設計

当方は福祉や建築設計の専門家ではないので、ユニバーサルデザインの本質に触れることはできません。

工場の製造ラインでたとえば、五品種ほどの組み立て部品が流れる工程において、弱視や耳の不自由な方のために標準工程に何を追加したらよいかを考えてみました。

目の不自由な方には、動物をかたどった大きめのイラストと品種を寄り分けるための音声を追加しています。

製造ラインで品種を音で知らせる

耳の遠い人、弱視の人など体の不自由な方でもちょっとした工夫で健常者と同等の作業が可能になります。製造ラインの流れ作業において、体のハンディキャップを乗り越える代替策を例に挙げます。

昨今の製造ラインは作業員が直接、手を下すことは少なく異常が発生した時に適切な処置を施すことが多いことでしょう。今回の例では音と画像で知らされた注文者の希望を製品化しています。