日別アーカイブ: 2019-06-08

ゆらぐ信頼性

事故多発

運転手のいない自動運転電車

最近、鉄道や車による事故、タンカー同士の衝突など人命に関わる事故が多発し、加えて事故の規模がだんだん大きくなっています。

自動運転電車が逆走したのは信号線の断線らしいとの報道があります。走行先を制御するほどの重要な線であり断線したらモーターが回転しない方式になっていないのははなはだ疑問を感じます。

昨日、ホットカーペットから突然、異音が聞こえてきてびっくりしました。スイッチはoffになっていたので異音の発生箇所がホットカーペットと気づくまでかなりの時間がかかりました。急いで電源コードをコンセントから抜いて応急処置をしました。これが深夜や外出時だったら過熱して大ごとになったかも知れず不幸中の幸いとほっとしました。

故障を知らせるために音を出したのならば設計者の先見を評価したいところですが、警告音鳴動後は通電を遮断してもらいたいです。

数年前のことですが、地震が起きてモニターが高いところから落下して故障しました。

電源を入れたら図のようなガラスのひび割れを表示し故障を警告したときは驚きました。ブラウン管時代のモニターはガラスで覆われており、ひび割れを表示して故障を知らせたのでしょうか。

安全対策を軽視

濃い霧の中でのタンカー衝突を気象のせいにするのは責任逃れです。コウモリが暗い洞窟の中でも壁面や仲間に衝突することなく飛べるのは超音波を発して衝突を回避しています。

あの大きなタンカーがぶつかるとは手抜きとしか言いようがないでしょう。音波、電波、音源(ソナーなど)による近接物の検知の他、GPSによる位置検出で衝突を回避することが可能です。

高齢者の事故

高齢者の運転ミスによる車の事故は毎日、報道されています。

燃費や車内居住性の向上などを重視したあまり、安全性がおろそかになったようです。

フェールセーフなどと今さら言うのは釈迦に説法でしょうが、車の自動運転が本格化しようとした矢先に起きた事故は自動運転にブレーキをかけました。利用者の意見としてコンピュータ制御だから安全と思っていたとは正しい評価でしょうか。

加齢とともに判断力、瞬発力、動体視力は確実に落ちてきます。こちらが気を付けていてももらい事故というケースもあります。運転の熟達者も過信は禁物です。晩節を汚すことのないよう冷静な判断が欲しいところです。

歌手の杉良太郎氏の74歳での運転免許証返納は早すぎるような気もしますが、年寄の冷や水、老害と言われる前に自らの判断による早めの対応は高徳を目指す人の模範と言えましょう。

また、車を手放しても生活できる行政などのサービス・サポートが欲しいです。タクシーの割引券の発行などは安直すぎます。大所高所からのきめ細かな施策が望まれます。