日別アーカイブ: 2021-05-21

IEサポート本格終了

魁(さきがけ)

ネットを閲覧するにはブラウザというソフトを利用します。その魁となったソフトがインターネット・エクスプローラー(IE)でした。

最近、インターネット・エクスプローラーはIEと短縮形で呼ばれ、後発のクローム、サファリ、エッジ、オペラ、FireFoxなど呼称が短かめのモダーンブラウザに押されて失地回復を試みたIE11が勢力を発揮していましたが時代の波に押されて登場から27年で本格的に撤退するようです。

シェアトップを極める

当初、ブラウジングするには当然、マイクロソフト製のIE以外は考えられないといった論調で、2004年頃にはブラウザの利用占拠率は他を大きく離し頂点を極めました。

その後、次々に新しい機能が追加されたブラウザが他社からリリースされ、海外では早い時期にシェアは逆転しました。当方もいち早くGoogle Chromeに切り替えました。

日本は好意的な表現をすると伝統社会、保守的・安全志向であり、忌憚ない辛口表現を用いれば他人の意見に耳を貸さない権威主義に陥っています。

権威主義者は一度下した評価は余程のない限り変更しないのが通例です。Jリーグの監督が成績不振で馘になりながらも、別のチームの監督に簡単に復帰したりするのとは大きな差があります。外国では違法行為でも犯さない限り、決定的な烙印を押すことはしません。相性が悪かった程度の様です。

わが国では価値判断に『世間体を考える』ことはかなり重要視されますが、他国ではそれほどでもないようです。

ブログは多くの閲覧者に読んでいただきたく思っています。だから、多くのブラウザで投稿者の考え通りに動作することを目標にしています。

Edge、Chrome、FireFox、Opera、Safariで動作してもIE11で動作しない投稿記事にしばしば遭遇し、苦々しい思いをしたものです。最近ではIEでのサポートを許容するブログは皆無といっても誤りでない状況です。

抱き合わせ販売

ブラウザの開発メーカーはOS(Windows10など)の製造会社が担っていましたが、ブラウザ専業メーカーから優れた商品が入手可能になると、OSとブラウザを抱き合わせで販売することは時代にそぐわなくなってきました。

外国では独占禁止法に問われ、やがて和解に至りましたが往年の勢いを取り戻すことなく撤退に至ります。権威主義を標榜してやまない方におかれましては、IEが同社からの継続ソフトEdgeに切り替わるのですから、インターネット・エクスプローラーは使わないでいただきたいです。

変化には大胆な対応

IT関連の業務は日進月歩です。このような状況において過度な忖度、追従、斟酌がはびこっていては凋落の一途をたどることでしょう。