ジャパンアズナンバーワン

夢のあと2024

昨日、東証において日経平均株価が34年ぶりに史上最高値を更新しました。実力通りの高値か期待込めた結果はともかく喜びたいです。40数年前に「ジャパン アズ ナンバーワン(Japan as number one)」という言葉が躍り始め、日本の優位性を表す意味に長く使われてきました。

150年以上も前、植民地政策を推し進めてきた西欧強国の追求をかわし、国の分断を回避して日本は明治維新を成し遂げました。このありさまをみてアジア列国は身近な日本を参考にした可能性は大ありです。また、太平洋戦争の敗戦を経験しどん底から立ち上がり欧米を手本にして危機を乗り越えた日本の経済成長に驚嘆したことでしょう。

日本のGDPは最近、ドイツに抜かれて世界第4位に低下しました。台湾、韓国、シンガポールより人口が多いのでGDPは第4位を維持していますが、国民一人当たりの国民所得はすでに周辺アジア諸国に抜かれています。

サッカー、野球、バレーボールなどのスポーツ世界ランクはアジアではトップレベルなのに経済レベルで低迷しているのはなぜだろう。
GDPがアメリカに次いで世界第2位になった時期がありましたが、これは敵失に恵まれたと言われています。朝鮮戦争、ベトナム戦争への物資供給が追い風になりました。戦場から遠い戦争非当事国は大きな声を出せませんが密かに笑いをかみしめるものです。

太平洋戦争敗戦後、ひたむきな努力がありましたが新しいものへの積極的な投資があったとは言い切れません。

今回の史上最高値も外国投資家の貪欲な動きが貢献していると言われています。「出る杭は打たれる」のことわざがありますが今回の株価更新にあたり、将来を見据えた意欲的な投資を切に希望します。フロントランナーを風よけに使い2番手からスキをうかがうこれまでの姿勢は改めてもらいたいです。

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」は一度体験するにとどまりたいです。分家、開発途上国、先進的な国に周回遅れにならないよう老舗意識は忘れましょう。

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