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メディアの利用法

囲碁や将棋の上達には定石(囲碁)・定跡(将棋)の研究が欠かせません。定石・定跡には過去の実績が凝縮されています。

それでも最近のAIソフトには定石にこだわらない常識はずれのアドバイスをすることが知られています。これがプロの常識に衝撃を与えゲームの戦法に新機軸を開いています。

このような例は稀ですが熟達者の対戦譜を省みることは実力向上につながります。両者がどのような手順で勝ち負けに至ったかを記録した書類を棋譜と呼んでいます。棋譜があれば対戦を再現することができます。

ゲームの入門書は紙による手引書がほとんどです。紙ではゲームの展開の流れを克明に表現するには紙面上の限界があります。

これらの隙間を埋めるために、棋譜から指し手をゆっくり表現するツール(囲碁対局再現ソフト)を記述言語JavaScriptにて作りました。

インターネットでは音声を出力することは容易であり紙より高い臨場感を出すことができます。

碁石を打つ効果音は実態に近い音声がありますが、サイズの大きな音声ファイルを再生するにあたり、指し手が速くなるとスピードに付いて行けなくなり、サイズの小さいキーボード押下の効果音で代用しました。

今回は、吉原由香里監修「はじめての囲碁の教科書」から19路盤を用いた『基本的な展開と考え方』を参照して、囲碁高段者の指し手を眺めてみました。

囲碁の研究を始めて間もないですが、参考書として選んだ手引書は多色刷りで読みやすく初心者には大いに助かりました。大まかな流れを動画に収録したので発表します。

棋譜再現ソフトの特長

黒と白の対局者がどのような布石をたどって終局に至ったかを1手1手確認することができます。表示速度を自在に可変でき、あらかじめ停止するタイミング・位置をプリセットしておくと緊張局面で動作を停止させることができます。

対局した囲碁試合を棋譜に収録し後に検証・研究用として再現することができます。

RESULT

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