もうひとつ筆耕について

筆耕という言葉に親しんだのは、藤沢周平「闇の傀儡師」に出てくる源次郎という主人公が家督(相続)を弟に譲って苦労する中で、剣術である勢力に肩入れするも、清書をなりわいにして生計を立てて活躍する様に感心した時でした。

筆耕という言葉がなんども出てきます。藤沢周平の作品にはあこがれをもってやまない女性が必ず登場します。この作品では「津留」という女性です。

剣の腕が立ち、清貧のなかで文筆で生計を立て、芯の強い女性がそっと見つめている江戸時代の市井小説はたまりません。

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