日別アーカイブ: 2016-06-09

コンピューター版説明責任

幻想を抱く

手押し車素朴な車はピラミット建設にも使用したでしょうから、何千年というが歴史あります。

静止摩擦よりも転がり摩擦が格段に小さいことは、人間は生まれて間もなく本能的に身に付けることができるので、素朴な車は人間の歴史と同等と言えるでしょう。

右の図は紀元前3000年頃のインダス文明の都市遺跡から発掘された手押し荷車です。

蒸気車一方、自動車は蒸気やガソリン機関の出現まで待たなければならず、200~300年の歴史というところでしょう。車と言えば、古代ローマ時代のスペルタルク映画ベンハーの戦車競争シーンが浮かんできます。

自動車はかなり成熟した工業物であるのに対してコンピューターは生まれたばかりのヒヨコですよとの比喩に、映画ベンハーを取り上げてみました。コンピューターを使いこなせずに挫折する人は、あまりにも思い入れが強い善人のようです。

人を助けたり導くための宗教が戦争の原因になっているように何事も一筋縄では事が進まないものです。

発展途上製品

そのようなわけでコンピューターは発展途上というより未成熟製品の代表と言えます。古いパソコンは最初に電源を投入して使える状態になるまでかなりの時間がかかりました。また、シャットダウンするときもモニタ画面が黒くなるまではイライラしながら待たされました。

Windows95今では、双方の待機時間は劇的に短縮されました。短縮された要因に各部品の性能が向上したことをトップに挙げることができますが、すぐに必要としない処理を後回しにするように改訂されたことはほとんど取り上げられていません。

結婚生活を始めるに当たり、まずは鍋、釜、寝具があれば当面、事足ります。子供部屋、客招待用品などは後回しでも問題ありません。ようやくコンピューターシステムも可能なところから開始するように改訂され、使いやすい商品に近づいたと言えます。

アップグレード時期

7gatsu29nichiこの時期にOSをアップグレードする人が多いことでしょう。正規版Windows7や8から無償でWindows10に乗り換えられる期間が迫っています。これに呼応して日頃、考えていることを再び2~3綴ります。

Windowsのアップデートやアプリケーションのバージョンアップ自動更新に出会う度に心配しています。OSがアップグレードすることは、大きな問題になるときとそうでない場合にとの2種類があります。切り替えを推奨しているのだから、問題が起きないように注意を払っていると思われます。

アップグレードされることは、尺貫法がメートル法に改革されるほどの変化ではなく、消費税率が変わる程度かも知れません。しかしながら、その税率をすべてのアプリケーションが参照するとなると大問題です。

杞憂に終われば幸い

保証対象外

購入後、買った側が商品を勝手に改造した場合は、保守の対象にならないことが通例なのに、売り手が商品引き渡し後に大きな改造をすることに多くの人々は不安がないのでしょうか。

GPS測位制度

これが戦時中ならば大混乱を引き起こします。例えば、宣戦布告された国では、コンピューターメーカーを密かに接収し軍の管理下に置いて、敵国のコンピューターシステムを混乱状態に導くようにアップグレードに手を加えたり、GPSに誤差を含ませることができます。

上の囲み記事を参考にしてください。GPSを管理している国では誤差を排除する仕組みが確立しているのです。そうなったら主要システムを外国製に頼っている国ではひとたまりもないことでしょう。

囲み記事は『GPSの測位精度劣化を停止する米国の決定に関する米国大統領の声明』がよりどころになっていると思われます。声明では精度劣化を停止すると宣言していますが、未来永劫に再開しないことを約束していません。不幸にも戦時体制ともなれば、自国権益が最優先され、過去の発言は反故にされます。

おわりに

ソフトウェアをアップデートする場合は、①どのように機能が変わるのか②影響を受ける部分は何か③削除される機能は何かを注視しなければなりません。何よりもアップデートする必要性、内容を明示させ改訂することの意味を明確にするように日頃から心がけるべきです。

BackGroundProcess

コンピューター立ち上げ時に後回しにされた緊急性の低い処理はどこかで実行に移されます。それがいつなのかは利用者にはわかりません。いつの日にか、『バックグラウンドで行われている処理は可視化しなければならない』という法律が施行されるかも知れません。

設計者が良かれと思って購入者の目に触れないところ(例えばバックグラウンド)で活躍ないし暗躍する処理が多すぎます。個人や集団が誤りを起こさない神の存在とはとても思えません。ここらでそれらを公開して大討論すべき時に突入しているのではないでしょうか。