箸立てに入れる箸の向き

標準と共通

生まれた環境が違う者同士が一緒の生活をすると戸惑ったり、衝突することがあります。昔は似たような生活をしてきたもの男女同士が共同生活に入れば万事うまくいくと言われました。

それでも呼び名ひとつをとっても「おにぎり」でなく「おむすび」だと主張してケンカになることもあります。

標準というのもいい加減なもので、時代により変わったりします。だから、こだっわり、執着するのはいかがなものか。礼儀知らずなどと決めつけるのは良くないです。祝儀や見舞いの袋に入った札の新旧や裏表よりも、金額の多さをすなおに喜ぶべきです。

仏壇に供え物をするのに仏壇から見て字が読みやすいようにと逆向きに置く地方もあると聞きます。故人は字を読むこともないのだが、故人を尊重して供え方で気持ちを表現していることはわかりますが、それを扱うのは残された人々ですから、そこをないがしろにしているとの意見にはどのように反論するのでしょうか。

ご先祖を敬うのは良いことだが、もっと根本的な優れた言い伝えを反故にして、本質から外れた形式的なことがらにこだわっているようでは日進月歩の競争社会には置いてけぼりにされそうです。しかし、宗派によってそれぞれあるようで、正解は一つだけではありません。

箸立てと箸の向き

箸立ては箸を一時、収納しておき、容易に取り出せる容器です。大衆食堂では割り箸を立てておいて利用者が取り出せるようになっています。割り箸が袋入りでなければ、箸先が下になっていることが多いようです。

家庭では箸立てに入れる前に洗った箸を水切りにいったん入れ、乾いてから箸立てにいれます。そのとき、箸先を上にするか下にするか2方式あり、その割合は拮抗しています。上派、下派それぞれにもっともな理由があり、ローレンツの刷り込みではないが、幼年期から何も不思議がらずにしていた行為が標準と考えていることでしょう。

箸先を上にしておく最大の理由は、箸立ての底にはゴミがたまりやすく不衛生だからです。また、下にする最大の理由は、食卓に置くとき、口に触れる部分を手で触ることへの抵抗です。

ある篤志家が投票で決めようとして、投票者を募ったら上派:29票、下派:44票という結果を報告されていました。投票者が73名では何とも言いようがありません。

面白いことにスプーンやホークの場合は上図の右のように、押しなべて手にする柄の方を下にしています。これは不衛生かどうかは棚上げし、料理を盛り付ける方は形が大きいので箸立てに入れにくく、扱いやすさを考慮したものと思われます。

一般的なのはどれ

一般的とは一概に語れませんが、昔は夏場にハエがいることは極く当たり前で、そのため、下向きに入れておいたように感じます。今はハエがいることは少なく、手洗いが励行されるし、使い捨てビニール手袋をはめて食事の準備をすることもあり、上向きに入れることが多くなったことでしょう。

箸立ての改良

箸立ての底が不衛生と感じる人には、乾燥剤&消毒剤を中に敷くやり方はどうでしょうか。また、日光消毒ができるように組み立て式の箸立てを購入してはいかがでしょう。

売ってなければ、開発・製造して100均で売り出したら儲かるのでは。亀の子たわしで財を成した方がおられるようです。行動は結果を生みます。

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