月別アーカイブ: 2017年6月

雉も鳴かずば撃たれまい

この時期、河川や野原を散策すると、雉(キジ)の子育てに遭遇します。キジはケンケーンと鳴くと言われていますがもっと濁ってギャーギャーに近い音に感じます。近づくと大声で鳴くのがオスで、仲間や子供に危険を知らせているのでしょう。

カッコーやウグイスの鳴き声に較べると耳障りがよいとは言えません。キジは日本の国鳥に指定され、その生息地は全国的です。

キジは赤い色に反応し、郵便局員のバイクや配達箱を攻撃する動画をニュースで見たことがあります。

早朝、まだ、静寂が周りを支配しているころ、川辺を散策中に例の鳴き声とともに数羽のキジが飛び立った時は、ちょっとびっくりしました。子供を護るために鳴いたのに居所を知られて撃たれたのなら気の毒です。

言わずもがなの発言で集中砲火はありがたくありません。それを過去にさかのぼって幼児期や小学校低学年の時の失敗などを真顔で知らしめるのはいかがなものでしょう。

お漏らしした、女の子の持ち物に蛙を入れたなどの悪さは大抵、ないとはいいがたいです。婆やに育てられたある坊ちゃんは蚊帳のなかにバッタを入れられた話は有名です。

行動力があって今、指導的な立場にあるものほどそのような経験があると思われます。

過去の振舞いがどのように評価されるかは明確な基準がありません。キジは鳴かずにひっそりしていれば万事、平穏に済むとは言い切れません。

自分のお金でノーパン喫茶に行ったのならば、その人の全人格をその行動に当てはめて評価するのは早計かも知れません。かつて、取り上げたことがありますが、他国ですが公開された個人の発言をすべて記録するアーカイブ機関がありそうと述べたことがあります。

政敵の過去の行動や発言をお金で提供するビジネスが本格化したら、政治家を目指す人はいなくなるでしょう。

小学校の卒業文集にも将来を見越して手加減を加えたり、粉飾しなければならない時代は住みにくいです。

キジが鳴かずにただ、黙りこくって追従するのは難行です。キジの産卵は2~10月ころで、4~7月が主たる繁殖期のようです。国鳥のキジから雑感をしたためました。

時計と歯車の研究

理系の研究の一助に

2017年6月2日、日本の準天頂衛星「みちびき2号」の打ち上げ成功が伝えられました。何でもかんでも米国におんぶにだっこでは、経済的に優位を築いても難癖をつけられて譲歩を迫られてきました。多かれ少なかれこの傾向は果てしなく続くことでしょう。

そんな折、みちびき2号の打ち上げ成功は米軍のGPSから独立する糸口になることでしょう。一説によると位置検出の誤差は6㎝とも言われています。安定した打ち上げを行い、的確な運用には様々な分野の知識の結集が必要です。

ここでは紀元前はるか昔から存在する時計に目を向けてみます。

requestAnimationFrameの利用

スクリプト言語のJavaScriptにおいて、一定間隔で処理をするにはsetTimeout関数を使いますがここでは、requestAnimationFrame関数を使いました。

この関数はウインドウが非アクティブになると動作が低下ないし停止するので、メモリなどのコンピュータリソースの消費を抑えることができます。反面、バックグラウンドにおいて動作させたいときには不向きです。

Start Animationボタンをクリックして開始します。思うような動作にならない場合は、ブラウザをChromeかOperaに変えてみてください。

歯車の基本

歯車の歴史をたどるのも一つの楽しみかも知れません。向きを変えたり、減速、増速、間欠動作、反転、回転から直線運動など様々な使い方があります。

ここでは二つの歯車がかみ合ったとき、密着する歯数が同じになると想定しています。図面上に正しく歯数を表現することが難しいことから単純な円で表しています。

JavaScriptのSVG要素を用いた動作例を次に示しますが、右端の振り子は味付けの調味料です。冗長をお許しください。秒針の回転を、1/10、1/6の順に1/60に落とし、さらに分針の回転を、1/4、1/3の順に1/12に落としています。フクシアピンク色の#8、#4、#0の歯車が時分秒針に対応します。

動作例

 

 

水無月

旧暦とのずれ

6月になり、クールビズなどがスタートしました。また、郵便料金などの生活関連物資が値上がりして物入りです。

旧暦の6月を新暦の6月に当てはめて「水無月」と呼んでいます。旧暦では梅雨も明けて暑さが厳しさを増す頃に当たり、雨も降らず「水無月」の漢字が使われたことでしょう。

水無月、単衣、南風、衣替え、芒種、桜桃、嘉祥

日本の多くでは梅雨はこれからで多雨の季節を迎えます。ここに旧暦とのずれが生じます。こだわらないのが東洋思想でしょうか。水無月らしくない6月が訪れました。

目くるめく自然の営みに翻弄されながら、それでいて独自性を発揮しながらひょうひょうと歩んでいきたいものです。