イースターエッグとブロックサイン

暗号は仲間だけに情報を伝えるときに利用されます。野球のブロックサインでもやたら派手に動いてどれが本物かわからないようにします。一度とりあげましたが、コンピュータの世界では遊び心でイースターエッグをシステムに組み込むことがあります。

システムはただ動作すればよいというものではありません。障害が起きたときにはいち早く正常に復帰させることが肝要です。そのために様々な工夫が凝らされています。一般に精密機器にはフライトレコーダーのような解析に役立つ仕組みが施されています。そしていったん問題が発生したときに、すばやく解析すべく起動されます。

イースターエッグ

問題が起きてから解析情報を集めるのでは手遅れです。情報は常時、蓄積されされていて必要に応じて取り出せる仕掛けを作っておきます。ではどのようにして解析情報の出力を起動するのでしょうか。

この情報は機密性が高く、公開されると何かと厄介になります。よってこの仕掛けは秘密にされます。仕掛けの一例としてパソコンではCTRL,ALT,DELキーを同時に押す、起動時のあるタイミングに特定のキーを押す、レジストリにあらかじめ決めておいた値を設定するなどの方法がとられます。

いずれにしてもコンピュータの内部知識に精通していなければならず、システム設計者とシステムメンテナンスエンジニアだけの秘密事項です。

スマートフォンではキーボードは通常、隠れているので解析情報の出力起動への利用には不向きです。画面へのタッチで代行します。野球のブロックサインが参考になります。

野球ではサインを有効にするキー動作を決めておき、次のサインを盗塁、バントなどと決めて置くようです。スマホでもこのように設定することが可能です。あまりに詳しく手のうちを明らかにすることは良くありませんのでこれくらいで止めにします。

いずれにしても簡単に機密情報を多くの人にさらすことは避けなければなりません。この仕組みを決めるときがシステム設計者にとって至福の時間と言えましょう。

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