「歳時」カテゴリーアーカイブ

歳時記、和歌、俳句、川柳

春の妖精・かたくり

春の妖精姫カタクリ愛好会春の妖精とも呼ばれるカタクリの群生を鑑賞してきました。

カタクリはユリ科の多年草でかつて茎から取り出した澱粉を片栗粉として調理に利用していました。

カタクリは早春に咲き、平地なら既に見ごろは過ぎていますが、今回の探勝地は海抜がおよそ450mくらいで、これからが見ごろなのです。

桜は三分咲きといった感じでした。 20枚弱の写真をBGM付きでWindows Movie Makerの切り替え効果を入れながら、動画風にまとめてYouTubeに載せました。BMGは「フリーBMG DOVA-SYNDROME」の『幼い頃の思い出』を使わせていただいています。 YouTube投稿写真のURLアドレス

 

地元の新聞社やNHKが取材に見えてました。よもぎ餅、甘酒、豚汁などをふるまったり、土産品を販売する「緑の郷コミニュテイーセンター」は標高418mにあって、廃校になった小学校の駐車場はすぐ満杯になり、ほとんどが路上駐車です。車の往来は少なく広い道路で問題ないようです。

NHKローカル版ニュース『高萩で姫カタクリが見ごろ』に紹介されました。その内容は路駐車NHK NewsWebの起動ボタンを押して閲覧することができていましたが賞味期限があるようでリンクと画像を外しました。

カタクリはコミュニティーセンターから海抜30mほど高い山の中腹に群生していて、歩いて7~8分かかります。歩きにくい山道が整地されありがたいと思いましたが、途中で軽トラックとすれ違って物の運搬用に手を加えたようでした。

雨の日・曇りの日はカタクリの花は開かないそうです。4月いっぱいは咲いているのではないでしょうか。歩きやい靴でご来園をお待ちするとのことです。

梅の花

梅鉢紋寒さもやわらぎ、梅のつぼみがほころびています。梅の花は桃や桜に較べて華やかさでは劣りますが、清楚、素朴な感じを受けます。

万葉の時代、梅は渡来して日が浅く珍しい花だったと言われています。花見といえば今ではですが、飛鳥、白鳳、奈良時代はであり静かな美しさを堪能したことでしょう。

梅を想うとき菅原道真が浮かんできます。梅は菅原道真を祭った天満宮の神紋になっています。酸っぱいこともあり、薬用としての効能が珍重されていましたが、最近は加工技術が進みおいしい食料に変貌しています。

梅の花言葉 梅に鶯

取り合わせが良いことの代表として「梅にうぐいす」「松に鶴」「竹に雀」「波に千鳥」などがあり、悪い例、似つかわしくない例として「掃き溜めに鶴」「鶏群の一鶴」「藪に黄金」「床の間に肥溜め」があります。

最後はある政治家の言葉を面白おかしく喧伝されたもののようです。 脇役として梅にまつわる話題を集めてみました。

2014甲午の幕開け

2014,甲午(きのえうま)のスタートです。今年はご来光を拝み、その後、初詣に出かけました。記念画像を以下に収録しました。

2014初日の出

http://youtu.be/_yAOdlJ1dEY

ご来光は山や浜辺で見ることが一般的です。車で出かけましたがいつもは閉まっている市営駐車場が開いていました。年初めのご来光には神々しさを感じました。

日の出の直前になって、多くの人が水際まで近寄ったのには少しびっくりし多少の違和感を感じました。 玉串年々、減少気味の初詣客は今年で歯止めがかかったようです。

久々に入場規制を体験しました。待合室は床暖房で快適でしたが、先進神社でサポートされているWiFiは、スキャンしても繋がりませんでした。

300名ほどの一括祈祷儀式で3~4人、代表で玉ぐしを奉納しますがいかほどの金額を納めれば代表に選ばれるのかいつも疑問に思っています。おそらく10万円は越すと思われます。お金次第は神社仏閣といえども同じです。 良い年でありますようお祈りします。

深まりつつある秋に

記録的な暑さの夏が過ぎて、秋が深まりつつあります。ぎらつく暑さのなかで動き回ったことを、総括して見つめなおすこともよいのでは。 秋萩 室内ゲーム(花札)好きには、萩に猪 紅葉に鹿 牡丹に蝶(猪鹿蝶)を連想することでしょうが、万葉和歌では萩には鹿がつきもののようです。スポーツの秋、食欲の秋、実りの秋…。四季があることはなんと潤いを誘っていることか。

夏の風物詩

近代までは扇風機やエアコンなどはなく、折々の季節に応じて知恵を使って寒さ・暑さをしのいでいました。今は猛暑の最中ですが、グリーンカーテンは手軽にできることもあり、身近に多くの人が暑さしのぎに採用しています。

かつて庶民は様々な知恵を出し合いました。季節の風物を恐れ敬い、上手に利用しました。アサガオ、花火、うちわ、スイカ、カキ氷、打ち水、風鈴、すだれ、よしず、夏祭り、きも試し、お化け屋敷、金魚、ところてん、浴衣、麦わら帽子、ほおずきなど夏の風物を挙げればきりがありません。

SummerSymbol

一般家庭で50年前までは電器冷蔵庫などはまだ存在しておらず、冷蔵庫なしの食生活をしていたことは信じられないことです。クーラーを初めて手に入れ、設定温度を18度にして悦に入っていましたが、なんと恥知らずなことをしたことか。

江戸に学ぶ江戸時代は鎖国を敷いていたこともあり、循環型共生社会が確立していました。自然に打ち勝つというより、自然に寄り添って生活しました。

イギリスから始まった産業革命以来、ひたすら、ソレイケ、ヤレイケと突き進んだイノシシの走りにも似た爆走を見つめなおす時期であり、地球資源も限りあることがはっきりし、知恵を絞った生活が望まれます。

江戸時代のリサイクルライフはいまでも手本・見本となる学ぶべきものが隠されているのです。

牽牛と織女

彦星と織姫が待ちに待った逢瀬をかさねる日も近い。『天の川を隔てて輝く、 アルタイル(牽牛星)彦星と こと座 のべガ(織女星)織姫が 一年に1度だけ逢う』なんとロマンに溢れたことか。

合歓の木